鬼籍に入った有名人
ここ数ヶ月、自分にとっては身近な有名人が次々と亡くなっていった。まず、森光子さん。「放浪記」は結局一度も見ないままだったが、すごい記録です。私にとっては、「時間ですよ」のお母さん役と、ドリフとのコントでのお母さん役がぴったり来る。92歳とはいえ、いなくなると寂しい。私生活では、楽をして遊ぶということがほとんど無い方で、死ぬまで仕事一筋だったようだ。面白くて、腰の低い、ユーモアのセンスにあふれた人だと思う。次に、中村勘三郎さん。私より2つ年上のほぼ同世代。歌舞伎の世界を広めるために大活躍されたが、実は歌舞伎は一度も見たことがない。それにしても、彼ほど慕われた歌舞伎役者で芸能人はいないかも。テレビのバラエティやワイドショーでのニュースで見ることが多かったが、けっこうどんな人にも分け隔て無く接していたと思う。特に女優さんとの噂は良く出ていたかな。最後が、俳優の小沢昭一さん。彼の「小沢昭一的こころ」は私が高校生の頃から聞いていたラジオ番組で、一番好きだった。ちょっとスケベで、弱い人、特にお父さんの悲哀を取り上げておもしろおかしく述べる様は、独壇場だった。いろんなことにも関心を広げていた番組で、もうあの「あしたのこころだー」が聞けないと思うと寂しい。3人のご冥福をこころより祈ります。
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